多汗症とわきが（腋臭）の違い
多汗症とわきが（腋臭）は同じものと思っている人が多いのですが、多汗症とわきが（腋臭）は違います。
ワキの多汗症の方が必ずしも腋臭というわけではありません。
体の中で気になるニオイで一番多い相談は、ワキの汗。
ワキの下には「エクリン汗腺」と「アボクリン汗腺」という2つの汗線と、「皮脂腺」があります。
簡単に言いうと、多汗症には臭いがなく、わきが（腋臭）には臭いがあります。
腋臭とは？粘度のある汗を分泌
「エクリン汗腺」と「アボクリン汗腺」から分泌される汗や油分が混ざり合い、雑菌によって分解されると、独特のニオイを放ち始めます。
ワキの下にある3つの分泌腺は誰にでもあるものですが、人より多いと腋臭に。特にアボクリン汗線の数が、ニオイの強弱に影響します。欧米人に比べて日本人は腋臭の人は少ないといわれていますが、それでも約1割、10人に1人が腋臭であるとされています。
腋臭は遺伝子的な要素が強いのですが、食生活の欧米化にともなって体臭の強い人が増えているといわれています。
多汗症 とは？さらさらした汗を分泌
特にエクリン汗線から必要以上に汗が分泌されるのが「多汗症」です。温度や湿度に関係なく、また運動や食事などの汗が出るようなことをしていないにも関わらず、大量に汗が出るのが特徴です。
原因は、汗の分泌をコントロールしている交感神経系の乱れです。体質、神経的なストレス、食生活、ホルモンバランスなど、様々な原因が絡み合って、交感神経系が正常に働かなくなることで起こります。
汗が大量に出ることによって、ニオイも強くなる傾向にあります。また症状の強い部位は、ワキの下、手のひら、足の裏など、人によって異なります。多汗症は、、緊張しやすい人や太っている人に多汗症は多く存在するといわれます。
多汗症の基準はなく、汗が多くて困っているか、自覚症状があるか、という患者様の主観で多汗症と判断されます。
多汗症体質でも腋臭体質でも、発汗を抑制することがとても重要です。汗量を減らすということです。
当院では注射での治療と外科処置の対処法がございます。ご相談は無料ですのでお気軽にご連絡ください。
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